結局、たんぱく質は大切だというお話

2024年5月24日

こんにちは!MONREVEパーソナルトレーナーの樋口です。

今回は、みんな大好きタンパク質について書きたいと思います。

最近、コンビニやスーパーを見ていると、プロテインバーやプロテインドリンク、タンパク質がたっぷり摂れるサラダなど、タンパク質を売りにした商品が増えていますよね。

健康に気を遣う・ダイエットをする=タンパク質をしっかりと摂る。
ということが広く浸透してきたように思いますが、とても良いことですね。



一昔前はマッチョの人に対して「プロテインやってるの?」とまるで、薬を使っているみたいな表現がよくされていたと見聞きしたことがありますが・・・笑

タンパク質というのは三大栄養素の一つで、身体を構成する筋肉や臓器などの材料となるとても大切な栄養素です。

ランチの時、コンビニでカフェラテと菓子パンだけ買うのか、たとえコンビニ食だとしてもしっかりとタンパク質が入っているおかずとおにぎりを買うのか、どちらの習慣があるかで、その人の長い目で見た健康面のパフォーマンスは大きく変わると思います。

カフェラテと菓子パンの組み合わせは最高に美味しいですが・・・笑

タンパク質の概要


タンパク質は英語でProteinですが、語源はギリシャ語で「proteios」というものから由来しています。

この「proteios」の意味は「最も大切なもの」「第一となるもの」という意味があるので、当時からタンパク質はさぞ大切なものとして扱われていたことなのだと勝手に想像しています。



タンパク質をとることのメリットをまとめると

* 身体中の細胞や臓器の原料となる
* 筋肉量を維持したり、増加させる
* 血糖値の維持に働く
* ビタミン・ミネラルの不足予防に必要
* 心の健康に必須


大きくはこんな感じです。



「心の健康に必須」の理由についての補足ですが、私たちが嬉しい、悲しい、楽しい、眠い、といった感情が生まれるのは「神経伝達物質」というもののおかげです。

この神経伝達物質の大元の原料がタンパク質であり、タンパク質を十分にとることで神経伝達物質をきちんと作ることができるため、私たちの心は安定することができるのです。


一方でタンパク質にもデメリットがあります。

それは・・・

「消化吸収が最も難しい栄養素」

であることです。

タンパク質はよく、摂取量に目を向けられます。

筋トレをしている人なら最低体重×2倍はとらないといけないというのはよく聞くと思います。



摂取量はもちろんとても大切ですが、その前にせっかくたくさん摂ったタンパク質が消化吸収されていなければ意味がありません。

具体的に消化吸収がしっかりできないケースとして

* 腸内環境が悪い人
* 胃酸の分泌が低下している人
* 一度に過剰なタンパク質をとってしまう人

この辺りが挙げられるでしょう。



健康維持のためですと、1日のタンパク質摂取量は体重×1グラム程度が必要だとされています
。

体重60キロの方なら、60グラムなのでそれを三食に割って一食20グラムといったところが適切でしょう。

ストレスや、運動量、体格に応じて必要量も増えるので体重×1グラムはギリギリ届かせるというより、最低クリアしたいところであります。

今までたんぱく質摂取量が少なくて、増やしたら消化吸収がうまくいかなくてお腹の調子が悪くなる、という方は食前に梅干しやレモンなどを取り入れて胃の酸性度をあげることで消化サポートをしてくれる効果があるので試してみてください。

代謝の本来の意味


話は少し変わりますが、よく「代謝が悪くなって太った」とよく聞いたりします。

一見、そうだなと思いますが、実はこれ「代謝」という言葉がなんだか変な形で使われているように思えます。

代謝とは「体内で生じる化学反応の総称」のことです。

なので、太る、というのは代謝が落ちたからではなく、運動不足(+太るであろう食生活)によって「太る」という代謝が進んでいるわけです。

代謝が悪いどころか、代謝が進んでいます・・・

すみません、ちょっとひねくれているかもしれません・・・笑

でも、そうなんです。

つまり、ダイエットをする方は体脂肪を減らすような化学反応(代謝)をしなければいけない、ということになります。 

なぜこのようなひねくれた話を書いたかというと、代謝にはたんぱく質が大きく関わっているからです。

たんぱく質が必要な理由


すべての代謝においては「酵素」が必要です。(酵素とは、私たちが生きていくうえで欠かせない代謝を促進する物質)

その酵素の材料が、「タンパク質」なのです。

つまり、タンパク質なしには代謝は成り立たないわけです。

太る痩せる以前に、代謝が成り立たない=「生命活動」が成り立たないとも言えますので、タンパク質が改めて大切だということです。

そのため、基礎疾患等によりたんぱく質制限の指示を受けているという方以外には、ダイエットや筋トレをする、しないに関わらず、たんぱく質摂取を意識した食生活を送ることをおすすめします。


今回はタンパク質について書きました。

タンパク質を十分に摂ることは健康やダイエットにおいてマストな要素です。

しかし、食べ過ぎも消化に問題をきたす可能性があるので、まずは体重×1gの摂取を目指すことがおすすめです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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