そもそも『太る』とはどういうことなのか?

2024年6月27日

こんにちは!MONREVEパーソナルトレーナーの樋口です。

今回の投稿は、ダイエットをこれから始めようと思っている方や、すでに取り組んでいる最中だ、という方におすすめの内容です。

突然ですが、初めてご来店いただいたお客様の体験レッスンでのカウンセリングにて、よくある流れをご紹介します。

トレーナー 「現在のお悩みや達成したい目標などを教えていただけますでしょうか?」

お客様 「太ってしまったので、2ヶ月で体重を最低10㎏減らしたいです。」

と、このようなお話で始まることが良くあるのですが、ここからさらにお客様のご要望をしっかりお聞きした上で、ダイエットに対しての正しい知識や考え方を擦り合わせることが、ボディメイクを進めていくにあたって非常に大切な作業となります。

今回は、そんなダイエットにおいてのキーワードである「体脂肪」について書いていきます。

2種類の体脂肪

まず、ダイエットで落とすのは、体重ではなく体脂肪です。

もちろん、結果的に体重が減ることは多いのですが、体重を減らそうとしているのか、体脂肪を減らそうとしているのかの知識、考え方次第でアプローチが変わってきます。

まず、「体脂肪」というものは、大きく2種類に分けることができます。

1:内臓脂肪
2:皮下脂肪

同じ脂肪ですが、存在する場所、またその細胞の膜に存在する受容体というものなどに差があります。

内臓脂肪とは、名前の通り内臓周囲にまとわりついて、お腹の膜の中に収まっている脂肪です。

対して、皮下脂肪は腹膜の外にあります。

皮下脂肪は身体を守る役割の意味合いも強く、女性に多いです。

見た目的な特徴と減らしやすさの違い

肥満には内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満があり、それぞれ下記のような違いがあります。

内臓脂肪型肥満は、お腹が前にせり出していて、指でつまみづらい。いわゆるビール腹のような状態。

皮下脂肪型肥満は、服を着ていると一見太っていないようにも見えるけど、ぷよぷよとした質感のお腹周りで、女性に多い。

内臓脂肪は、健康に対して害になりやすいですが、減らしやすいです。

一方で皮下脂肪は、健康に対しては害になりにくいですが、前述した受容体の関係で減らしにくいです。
しかし、外見を変えていく場合は皮下脂肪の減少が必須になってきます。

太る=脂肪滴が巨大になること

太る=体重が増えるというのは、確かに間違いではありませんが、それだけではありません。

それを理解するために大切なのが、体脂肪を構成する脂肪細胞の細胞膜内にある「脂肪滴」です。

脂肪滴の中には、中性脂肪(トリグリセリド)というものが詰まっています。

これにより、体脂肪が持つエネルギーの貯蔵という役割を果たすことができます。

ですが、エネルギーが溜まり過ぎてしまい、中性脂肪が巨大化してしまった状態になると、肥満につながります。

つまり。太る=体重が増えるということだけではなく、脂肪滴が巨大になることとも言えます。

太るということが、脂肪滴の肥大なのであれば、脂肪滴につまった中性脂肪を減らしていくことが必要になりますよね。

では、実際にどのようにすれば脂肪滴は小さくなるのか、というのがダイエットを進めるために大切な部分になります。

この続きは、次回の投稿で具体的な取り組みと知識について書きたいと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

<参考資料>

・AZCARE 栄養コンサルティング lesson02-chapter02

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